女性の薄毛の治療について

女性の薄毛の治療方法

女性型脱毛症の治療方法は、以下の図の通り、薬物治療又は植毛になります。

女性型脱毛症の治療方法について、薬物治療(ミノキシジル)または女性の植毛

薬物治療

女性の薄毛 一般的にはミノキシジル外用薬を使って様子を見ます

まず第一選択となるのは薬物治療です。
一般的にはミノキシジル外用薬を使い、10~12ヶ月間経過を見ます。
日本では1%のミノキシジル外用薬(商品名:リアップレディ)が女性用として市販されていますが、従来アメリカでも2%の女性用の外用薬(商品名:女性用ロゲイン)が一般的に使用されていました。

男性用ではミノキシジル5%配合のものが主流なのに、女性用は%が低い理由は、5%ミノキシジルを使うとムダ毛が濃くなるためです。

当然のことですが、効果は5%よりさがってしまうのですが、濃度以外、女性用と男性用は内容的に差がありません。つい最近になってアメリカのFDAは女性に対しても5%ミノキシジル外用を認可しています。

ミノキシジルが効かなかったら

ミノキシジルが女性の薄毛に効かなかった場合の、代わりの薬剤について

プロペシアは、女性には原則的には使いません。
それは副作用云々より、それを使って有効だったというエビデンスが得られていないからです。
副作用があっても効果があれば処方もありかもしれませんが、有効性のデータがない限りはむやみに使用しないほうが無難です。

現在、アメリカのFDAが、FPHLに認定しているのはミノキシジルだけですが、その他に男性ホルモンやそのレセプターを阻害することによって発毛を促す薬がいくつかあります。

代表的なスピロノラクトンは、30年以上前から使用されている利尿剤ですが、抗男性ホルモン作用によって、 多毛症やニキビの改善への有効性が証明されており、この他にFAGAへの発毛効果も報告されています。

発毛を目的として服用する場合には、利尿剤としての用量の1/4~1/8と少量なので副作用はほとんど 心配ないともいわれますが、高カリウム血症など、電解質のバランスを乱す可能性があって、 副作用のリスクと効果のメリットをはかりにかけると、その使用に反対する専門医は少なくありません。

ニキビは治れば薬をやめますが、FAGAの場合は長期にわたり使い続けるものですから、積極的には勧めにくいわけです。
その他、生理不順や男性胎児の女性化などの副作用があり、避妊が必要だとされています。

抗男性ホルモン作用をもつ内服薬はスピロノラクトンのほかに、フルタミド、酢酸シプロテンがあります。
また欧米では外用薬として、フルリジルも使われています。

女性のAGAへの植毛

薬の効果が出ない場合は、植毛を考えましょう

FPHLでは、まず薬で様子を見ると述べましたが、それで効果のない場合は植毛を行うことになります。
女性の場合は植毛の適応となるケースは、男性より少なく、現在米国では薄毛の悩みでヘア治療のクリニックを訪ねる患者さんのうち3割ほどが女性だと述べましたが、 植毛手術の適応となるのはその約半数です。

ただその適応は、FAGAの3つのタイプに限られ、休止期脱毛症は植毛の適応にはなりません。
休止期脱毛症では、ドナー部位も薄くなっていて、移植本数を十分に確保できないだけでなく、移植植毛も抜けてしまう可能性があるためです。

女性の植毛の注意点

ショックロスを起こす確率に留意

女性への植毛で留意すべきなのは、ショックロスを起こす確率が男性より高い点です。
ショックロスは、基本的には休止期脱毛ですから、ほとんどは3ヶ月から6ヶ月すれば回復するとはいえます。

しかしショックロスは手術後、1、2ヵ月以内に起こりますから、一時的にせよ、手術前よりも薄くなるということは、大きなストレスとなるのは間違いありません。

女性の植毛でもうひとつ留意すべきなのは、男性と比べると植毛の結果に対する期待値が高いということです。

データを取ってみると、ルードウィッグ型のクラスⅢのような進んだ段階では、ほぼ全員が術後の結果に満足されていますが、クラスⅠやⅡでは満足なさる方の比率が少し下がる傾向に あるようです。

反対に、ハミルトン型の方は男性と同様ほぼ全例で植毛の結果にとても満足しています。

したがって、薬物治療の効果もあまり期待できないハミルトン型に限っては、最初から植毛を選択するのもありだと思います。

ヘアスタイルによる薄毛

日本髪やドレッドヘア、抜毛症による薄毛には植毛が有効です

脱毛の原因で少なくないのは「髪型」によるものです。
日本髪を結うときにかなり髪の毛を引っ張りますが、それをずっと続けるというのは髪にはよくありません。
芸者さんなど日本髪を結う女性は、側頭部が薄毛になることが多いのです。
これを「牽引性脱毛症」(Traction alopecia)といいますが、女性の場合、この部分が薄くなると日本髪が結えないので、和装を職業にしている人などにとっては非常に深刻な問題です。

またドレッドヘアなどを日常的にしている黒人にも牽引製の脱毛の人は少なくありません。
最近は日本人でもドレッドヘアをしている若者が増えているようですが、あまり日常的に引っ張る髪形を続けると薄毛になりかねません。

こうした場合にも、植毛がよい適応になる、というより、それが唯一の治療法だと思います。

これと似たような状態として抜毛症(Trichotillomania)というのがあります。
これは無意識に自分でヘアを抜くクセが高じて薄毛をつくってしまう精神的要素の強い状態です。
自分でヘアを抜くクセは直してからということになりますが、これも植毛がとても有効です。

クリニック案内

横浜駅より徒歩7分

医療法人横美会 ヨコ美クリニック

〒220-0004
神奈川県横浜市西区北幸2-1-22
ナガオカビル8F

診療時間:AM 9:00 ~PM 6:30
休診日:日・水(または木)
完全予約制

アクセスマップ

植毛・自毛植毛のヨコ美クリニック本サイトへ進む

ヨコ美クリニック本サイトへ >