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9.ドナーはどのように摂取するか(1)
手術は、後頭部から植毛する本数に合わせたドナーを採取するところから始まる。
その際は正確なデザインが重要に―
いよいよ実際のFUTがどのような過程を経て行われるのかをご説明していきましょう。
FUTには次の3つのステップがあります。
(1)ドナー採取
(2)株分け
(3)植え込み
まずステップ1は、植毛する本数、または株数に合わせて、後頭部から帯状のドナーを採取することから始まります。
ドナーの密度は、80本/cm²ら200本/cm²で2倍以上の個人差があり、また後頭部と側頭部でも密度の違いがあるなど、適当に採っていると誤差が生じてしまいます。
そのため、ドナーを採取する場所の毛を短く刈り込んで密度を計測し、その後、正確に採取場所をデザインしていきます。
たとえば、160本/cm²密度がある方が2000本の植毛をする場合、12.5cm²ドナーが必要になります。それを1cm幅でドナーを採取するとすれば約13cmの傷になり、1.2cm幅なら11cmの傷になります。

また、ドナーの密度が10%少なければ、傷の長さも10%伸びることになり、逆に10%多ければ、傷も10%短くてすむことになるのです。
縫合までに要する時間は約30~40分ほどになります。
縫合には、(1)ステプラー(ホッチキス)、(2)ナイロンのような吸収しない糸、(3)吸収する糸の3つの方法があります。
当院では、以前は(1)を主に使用していましたが金属のために感触が気になったり、抜去するまで不快感があるとおっしゃる方も多かったため、現在は特に(2)と(3)となっています。
なお、(3)の場合、糸が溶けるまで3~4週間かかります。
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