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3.日本人の植毛に違いはあるのか
太くてまっすぐ、まばらに生えているのが日本人のヘアの特徴。
植毛する場合、これらの特徴が不利になることも―
人種によってヘアの色がさまざまなのは、皆さん御存じの通りですが、その質や本数にも違いがあることを御説明しておきましょう。
白人の場合、1cm²に200本ぐらいのヘアが生えているといわれています。中でも金髪がもっとも密度が高く、茶色、赤茶色がこれにつづきます。白人のヘアは細くて柔らかく、ウェーブがかかっているのが特徴です。
それに対して東洋人は直毛の人が多く、色も濃くて太い(60~70ミクロン)という特徴があります。そのため本数も相当多いのではないかと思っている人がおおいようですが、実際は白人よりもすくなくて平均で160本/cm²。ちなみに黒人もほぼ同じくらいです。
そして、これらの日本人のヘアの特徴は、植毛するに当って、白人と比較して不利なことが多くなります。
まず、同じ本数のヘアを得る為には、広いドナー面積が必要になり、またカールしている人より直毛の人のほうが地肌が見えやすいため、密度がとりにくいということがいえます。
もちろん、太いという特徴で、同じ本数でも濃く見えるというメリットもあります。
ただし、日本人の場合は、黒人と比較して明るい色調の皮膚と直毛で太く黒いヘアのコントラストが強いため、大きい株を使って植毛すると、植えた部分がどうしても不自然に見えてしまうようです。
もうひとつ、日本人の特徴で注意が必要なのは、ドナーの幅を広く採ると、傷が盛り上がって赤くなり、『肥厚性瘢痕』(ケロイド)をおこす体質の人が白人より多いという点です。
また顔の形の問題も見のがす訳にはいきません。白人は顔が小さく奥行きがありますが、逆に東洋人は顔が平面的で白人に比べて大きいという現実があります。
つまり前髪の生え際=ヘアラインをつくるためには、それだけ多くヘアラインが必要になります。

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