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薄毛(AGA)の発毛・育毛に関する薬について

「発毛」「育毛」とは?

「発毛」というのは一度抜けてしまった所から新しいヘアがでてくること、「育毛」とは産毛化してしまったヘアがもともとの太さにもどることという定義もありますが、これらはとてもあいまいにつかわれている言葉です。

このページでは「発毛剤」は医師同士でその効果が論じられている、つまり公正な第三者が効果を認めているもの、「育毛剤」というのはもう少し商業主義的つまりヘア治療の場で論じられることが少ないかまれなものという意味合いで使わせていただきます。結果育毛剤から発毛剤にかわるものもありうるでしょう。

ヨコ美クリニックでは科学的根拠のある育毛治療のアドバイスを行なっております。
科学的根拠のない治療法に対してもアドバイスを行なっておりますので お気軽にご相談下さい。

薬による発毛治療の実例

当院で薬物による薄毛治療をした患者様のビフォーアフターの症例です。

眉毛植毛実例01経過

ミノキシジルはフィナステリドがあまり効果のなかったケースにも効果が期待できます。
一般的に薬物はツムジには有効ですがヘアラインには現状維持以上の効果は期待できません。

発毛剤の種類について

フィナステリドについて

フィナステリド…飲むタイプのAGA治療薬「プロペシア」の有効成分
フィナステリドは男性ホルモン(テストステロン)をAGAの原因物質とされるDHT (ジヒドロテストステロン)に変換する5αリダクターゼⅡ型酵素を阻害し血中DHTのレベルを下げる薬です。

  • 製造元のデータによるとこの製品は90%以上の方に有効とされ、その場合服用後3ヶ月ぐらいで抜け毛が減ることが自覚され、6ヶ月以降に濃くなっていくとされています。 2年間の服用でツムジへは3分の2の人が服用前より濃くなり、のこりの3分の1の人が現状維持、一方ヘアラインへは4割ぐらいの人が服用前より濃くなるとされていますがそのほとんどは"少し濃くなる"程度でツムジに比べると大分その効果は落ちるようです。
  • 有名な副作用としては50人に1人の割合で勃起困難や性欲減退などの男性機能低下が知られており、その他アレルギー反応、乳房の肥大、睾丸痛、肝機能の異常などがごくまれにあるとされています。
  • 男性の服用では胎児に影響はないが、女性の服用では男子胎児の奇形というリスクがあります。 もっとも女性がフィナステリドを服用しても好ましい効果が得られたというデータがないため当院は基本的に女性への処方は行っていません。
デュタステライドについて
デュタステライドは5αリダクターゼのⅠ型とⅡ型の双方を阻害し、現在前立腺肥大の薬として処方されています。 構造、効果のメカニズム、副作用すべての面でフィナステリドと似た薬といえます。 理論上DHTの血中レベルを下げる作用はフィナステリドより強く、 データ上でも確かにフィナステリドより発毛効果は高い。
ミノキシジル外用薬について

1988年にFDAによって最初に認可されたヘア治療薬で海外では2%、5%、日本では1%と5% (商品名リアップ)が発売されています。
AGA以外の脱毛症にも処方されます。

  • メカニズムは毛母細胞のカリウムチャンネルの活性化、血行改善etc.といわれていますが完全には解明されていません。
  • 有効だったケースでは使用して4ヶ月目くらいから濃くなっていくといわれています。
     外用薬のためかフィナステリドより効果が低いのですが2%より5%の方が効果が高いことが証明されています。
  • 副作用としてはアレルギー反応によるカブレが一番多く、手足、眼瞼のむくみ、体重増加などがまれにおこるようです。
     それと循環器への副作用である動悸、めまい、息切れなどの症状を1000人に1人の割合でおこすといわれています( アメリカの報告 )。
  • 5%の製品はややベタつくので細いヘアの方の場合使用後にボリュームが極端に少なくみえることがあり、朝には使用しづらいという訴えもありました。
  • 米国ではかぶれを起こす方のために5%フォームタイプが登場しました。このタイプは使用感も液体のものより良いという評判です。
  • ヘアラインへの効果がとても弱く、12% orそれ以上のザンドロックスという商品がこめかみやヘアライン用に発売されています。
ミノキシジル内服薬について
もともと外用薬はこのミノキシジルタブレットという血圧を下げる薬からつくられました。
つまりこの服用でヘアがふえるという点に着目して開発されたのがミノキシジル外用薬です。
FDAはこれを発毛のためにつかうことを適応外として認めておりません。
そのため欧米の植毛医達は発毛のための服用に批判的でしたが、2007年に当院で行われた国際毛髪外科学会の「アジア人の頭髪外科」というワークショップでこの薬品の効果が一躍注目されました。
内服薬は腸管から吸収されるため外用薬よりパワフルな効果が期待され、有効なケースでは3~4ヶ月以降に濃くなっていきます。

発毛のために高血圧の薬を長期間飲み続けるのは問題ないのか?という批判について
  • 発毛のための服用必要量は高血圧の方への最大服用量の5%以下と非常に少ないので副作用は事実上ごくまれだと考えられる。
  • マスコミを通じて盛んに"医療発毛"をPRをしている某クリニックではルーティンにこの製品を使用しているが現在まで副作用について問題になっていない。
  • 東南アジアではこの製品をつかった多くのケースがあるが副作用について問題になっていない。
などの諸点を検討して適量を守り使用すればケースによってはメリットが大きいと確信するようになりました。
男性ホルモンレセプター阻害薬について
スピロノラクトン
30年以上前から使用されている降圧利尿剤、抗男性ホルモン作用があり女性の多毛症やニキビの改善に有効性が証明されており、特に女性では発毛作用が報告されています。
発毛を目的として服用する場合には、降圧利尿剤としての用量の1/4~1/8と少量なので副作用はほとんど心配ないともいわれますが、高カリウム血圧や電解質の異常などをおこすリスクがあり、脱毛症への使用には反対意見もあります。
その他副作用として生理不順、男性胎児の女性化などのリスクがあり、女性の場合は避妊が必要だとされています。

同様のメカニズムをもつ内服薬
・フルタミド
・酢酸シプロテン
が男性ホルモンの血中濃度が高く生理不順の女性への効果が報告されています。
また外用薬としては最近
・フルリジル
が欧米では注目をあびてきています。
ケトコナゾールシャンプー( Nizoral )について
ケトコナゾールはもともと真菌( 水虫などのカビ )の薬ですがフケの原因がマラセチアというカビだということが判明してからそれをシャンプーに応用した製品です。
1%と2%の濃度のものがあり皮脂をよく落とし、フケ症や脂漏性皮膚炎の方にはとても良いシャンプーだと思います。
欧米では爪白癬の治療薬としてケトコナゾールの内服薬もありますが、内服薬でAGAの原因物質DHTの血中濃度を下げることからシャンプーもAGAに有効と信じられるようになりました。
アメリカでは2%ミノキシジルと同等の効果があるという報告もあるようです。
FDAはケトコナゾールシャンプーのAGAへの有効性を認証してはいませんが、シャンプーは日常的に使うものですしどうせならヘアによいとされるものを使う方がいいかもしれません。
2%のケトコナゾールシャンプーは多くの植毛医に支持されていてミノキシジルとフィナステリドとともにAGAに処方されています。

アメリカで市販されている育毛剤について

御三家の育毛剤
  • Avacor
  • Nioxin
  • ノコギリヤシ( 北米南米部原産のハーブ製剤 )
    アンドロゲンレセプター結合阻害する作用があり、テストステロンやDHTの血中濃度の影響を与えないといわれています。 毒性も小さくとても安全な製品だといわれています。

上の3つがアメリカで育毛剤の御三家といわれているものです。

その他の育毛剤
〈シャンプー・ローション類〉
  • Folliguard Extra( Avacor類似品 )
  • Hair Advantage
〈植物製剤〉
  • Hair Genesis
  • Nu Hair
〈生物製剤〉
  • Emu Oil
  • Thymuskin
  • FNS
〈ビタミン・ミネラル〉
  • Hair-ZX
  • Folligen
  • Triaxon
  • EPM
〈その他〉
  • Kevis
  • Procyanidin
  • Revivogen

薬物治療で気になることは?

 (1)効くか効かないか使ってみないとわからないこと。
 (2)副作用のリスクがあること。
 (3)効果は一時的であり、有効だったとしてもずっとやめられないこと。

の3つが薬物治療の気になる点だろうと思います。

(1)については、フィナステリドの服用前に血液検査でわかるという報告もありますが、もう少し検証が必要でしょう。
(3)については、そもそもAGAは遺伝的要因によるものであり、ヘアに限らず体質による病気や悩みへは多くの場合薬物を一生涯つづけて服用しなければならないと考えた方がよいと思います。

ヘアのサプリメントと割り切ってつづけた方が良いのかもしれません。
あまりこれを欠点だと思わず、むしろ手術のようにハードルが高くない分気楽に考える方が良いと思います。
問題は逆に薬物治療を続けたのに納得できる効果が得られなかった時のことです。
手術をなりわいとする植毛チェーンクリニックは薬の効果を必要以上に否定的に印象づけて手術にひっぱりこもうとする傾向が強いのですがこれはこれでうっとうしいものです。 逆に植毛技術をもちあわせない"発毛専門クリニック"は必要以上に長い間薬物治療でひっぱろうとします。
8~10ヶ月ぐらいをめどにもしその薬物の効果にどうしても納得できない時には他の手段に切りかえるべきかもしれません。
欧米で植毛手術が盛んに行われているのは発毛剤の効能に限界があるためだとも言えます。

当院で扱っている薬の費用

当院で扱っている薬品の価格

内服薬(フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル)処方の方は医師の問診が必要になります。
保険証や身分証明書は必要ございません。 初診時のみ処方料を3,000円(税抜)頂戴しております。
詳しくはお気軽にお問い合せください。

 

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